
責任者
国立研究開発法人産業技術総合研究所
安全科学研究部門 田原聖隆
NEDOでは、「革新的新構造材料等研究開発※1」(2014年度~2022年度)において、輸送機器の抜本的な軽量化を目的として、革新材料およびその材料を用いたマルチマテリアル化設計手法、接合・接着技術、評価技術を世界に先駆けて開発してきたと同時に、革新材料の高度利用のための技術情報を蓄積するための拠点を、大阪大学、産業技術総合研究所、物質・材料研究機構、名古屋大学、京都大学に構築してきました。また、これら拠点間の連携を図り、ハブとしての機能を担うべく、産業技術総合研究所マルチマテリアル研究部門内に、マルチマテリアル連携研究ハブが設置されています。
マルチマテリアル構造技術及び構造材料の開発技術者養成に係る特別講座は、これら拠点の有する知見、設備を活用して、鋼材、アルミニウム、マグネシウム、CFRP 等構造材料の評価技術、接合・接着技術、トポロジー最適化によるマルチマテリアル設計技術等について、講義と実習・演習により学ぶことが出来ます。
NEDOは本取り組みを通じて、企業や大学でのマルチマテリアル関連技術開発の中心を担う人材を育成し、輸送機器分野を始めとする幅広い分野での実用化や普及を加速させ、新たな市場の早期創出に繋げることを目指します。
※1:「革新的新構造材料等研究開発」
・日時:2025年6月27日(金)
開場9:30、集合9:45、事前説明9:50、講義と実習10:00~15:00(昼休みおよび途中休憩あり)
・場所:産業技術総合研究所 つくば西事業所(茨城県つくば市小野川16-1)
・講座内容:LCA(ライフサイクルアセスメント)の基礎と新しい評価方法に関する講義および評価ツールを
用いた実習を実施いたします。
(1)講義
システム境界、ライフサイクルインベントリ分析、影響評価などのLCAの用語や方法の基礎知識を習得
します。
また、新しい評価手法としてライフサイクルインベントリ分析におけるリサイクル効果、環境影響、
社会影響および経済影響の評価手法に関する知識、ならびに乗用車の新材料代替効果の評価ツールを用
いるための知識を習得します。
(2)実習
評価ツールによる乗用車の新材料代替効果の評価に関して、PCを用いた実習を行います。
種々の条件を設定して計算を実行し、環境影響や社会影響などに関する計算結果から新材料代替効果を
評価します。
◎実習に使用するため、各自PCを持参してください。
・オペレーティングシステム(OS):Windows10、Windows11、Mac
・ブラウザー(インターネット閲覧ソフト):マイクロソフト Edge、google chrome、safari
・本体メモリ:8GB以上推奨
・会場にはWi-Fiをご用意してあります。
・募集人員:10名
お申込み多数の場合には、ご希望に添えない可能性があります。また、締切日よりも前に、受付を終了する場合もあります。予めご了承ください。なお、受講が決定した方には、2025年6月13日(金)までにご連絡差し上げます。
・受講料:無料
・申込方法:下記の申込フォームからお申込みください。
・申込締切:2025年6月12日(木)
・問い合わせ先:LCAの基礎と評価方法に係る特別講座事務局
(産業技術総合研究所 安全科学研究部門内)
M-lca-ml@aist.go.jp