活動内容
インベントリデータベースIDEAの提供
企業や団体が脱炭素化を進めていくためには、第一にそれぞれの事業のどのような場面でどの程度の温室効果ガスが発生しているのかを正確に把握する必要があります。LCA活用推進コンソーシアムでは、温室効果ガス排出量の把握に当たってベースとなるインベントリデータベースIDEA(イデア)の提供を行っています。
IDEA Version 3.2は、約4,700種類の農・林・水産物、工業製品等の日本の全ての製品・サービスの環境負荷物質(CO2をはじめ、NOx、SOx,PM2.5、ヒ素、カドミウム、クロム、鉛などの化学物質の排出、鉄や銅などの資源消費)を定量できるデータベースです。また、原単位あたりの環境負荷量の数値を提供するだけでなく、各製品の製造プロセスの入出データも提供いたします。また、インベントリデータは経年とともに変化するため、1年ごとに更新データを提供していく予定です。
コンソーシアムの活動予定
〇IDEA Ver.3.3 海外版の提供(2023年10月予定)
コンソーシアムの活動実績
●IDEA Ver.3.3 英語版の提供(2023年5月)
●IDEA Ver.3.3の提供(2023年4月)
●IDEA Ver.3.2海外版の提供(2022年11月)
●IDEA Ver.3.2英語版の提供(2022年5月)
●IDEA Ver.3.2の提供(2022年4月)
●IDEA Ver.3.1の提供(2021年7月)
●IDEA Ver.3.0の提供(2021年3月)
IDEAとは

▶IDEAの特徴
- 階層構造を取ることで網羅性を確保しています。(少なくとも何らかのデータがあります)
- 日本の平均値をデータにしています。
- 単位プロセスデータを可能な限り採用し、高い透明性を維持しています。
- データ品質を評価し、信頼性を確保しています。
▶データの作成方法
- 統計による積上げインベントリデータ作成
・エネルギー統計(石油等消費構造統計など)
・工業統計、各種動態統計
・産業連関表 - プロセスデータによる積上げインベントリデータの作成
・実プロセスの調査
・プロセスシミュレータの活用 - 既存インベントリデータからのデータ構築
・国内外の報告書や論文などからデータの収集
▶IDEAのデータセット数
世界最大規模のデータセット数(約4,700データセット)
