事業概要
ご挨拶
パリ協定の長期目標達成に向けては、事業者の皆様への脱炭素イノベーション導入・普及が不可欠です。産業技術総合研究所では、従来よりライフサイクル/バリューチェーンを考慮したGHG排出量の見える化がイノベーションの実現に重要な役割を果たすと考え、一貫性・信頼性・公平性のある評価方法及びデータベースの開発/普及に取り組んでまいりました。
このような取組と事業者の皆様の取組で、製造業の大企業の皆様を中心に見える化は進んでいます。しかしながら、中小企業や金融機関などの皆様には、まだその概念の普及は途上です。
今後、一層の脱炭素イノベーションにつながる製品の普及や事業者様の持続可能な経営に向け、適切な評価方法の幅広い理解促進と評価の支援を進めることが必要であると考えています。
このような背景から、この度、脱炭素イノベーションの普及に向け、製造業だけではなく、製造業を支援する金融業などにも広く「見える化」を理解していただくこと、そして社会全体で適切な見える化の方法及びその評価に向けた対話を行うこと、それらを通じて持続可能な社会の実現を進めていくことを目的としたコンソーシアムを設立いたします。