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2022年6月 セルロースナノファイバーの生態毒性試験手法の現状と留意点に関するレビュー

(2022年6月17日)

産総研の研究成果として、” セルロースナノファイバーの生態毒性試験手法の現状と留意点”と題したレビュー論文が、環境毒性学会誌において2022年6月7日付けで発行されました。

セルロースナノファイバー(CNF)の生態毒性試験を実施した既往の研究論文9報を収集・整理して、ナノ材料の生態毒性試験に関する経済協力開発機構(OECD)ガイダンス文書 No.317 に基づき、水生生物を用いた CNF の生態毒性試験実施時の留意点を検討しました。試験生物に暴露する試験分散液中のCNF濃度は、凝集・沈降により時間的・空間的に変動する可能性があるものの、試験分散液中のCNFの濃度を測定し、試験期間で試験分散液中のCNFが安定して分散しているかを確認していた事例はありませんでした。今後、より信頼性の高い生態毒性データを取得するためには、試験分散液中のCNF濃度を測定して試験期間中のCNFの分散性や分散安定性を評価し、生態毒性試験を実施することが重要であると考えられます。

本論文は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託業務「炭素循環社会に貢献するセルロースナノファイバー関連技術開発/CNF利用技術の開発/多様な製品用途に対応した有害性評価手法の開発と安全性評価」(JPNP20009)の結果得られたものです。

リンク

https://doi.org/10.11403/jset.25.32

オープンアクセスになっていますので、全文を無償で閲覧できます。

(文責:田井梨絵)