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LCA活用推進コンソーシアム 公開講演会・成果報告会 2024年9月27日(金)14:00~17:15
LCA活用推進コンソーシアム 公開講演会・成果報告会(2024年9月27日)
~カーボンニュートラル実現に向けたサプライチェーン戦略とLCAの役割~

温室効果ガス(GHG)排出量削減のため、これまで各国政府や企業は多くの取り組みを進めてきた。さらに脱炭素イノベーションを加速していくためには、一貫性・信頼性のある適切な情報開示と評価基準が求められる。
産業技術総合研究所では、こうした観点から、LCAデータベースAIST-IDEA(National Institute of Advanced Industrial Science and Technology – Inventory Database for Environmental Analysis)を開発し、維持・更新を行ってきた。また、Scope3のデータ開示に対する要望の高まりに対応するためScope3算定ツールも作成した。
2020年7月「LCA活用推進コンソーシアム」を設立し、AIST-IDEAの活用の普及に努め、GHG排出量など環境負荷の見える化を促進してきた。同コンソーシアムは、活動の一環として、日本経済新聞社と共催で、公開講演会・成果報告会を開催する。
■日時:2024年9月27日(金) 14:00~17:15
■会場:会場参加とオンライン参加によるハイブリッド開催
■参加費:無料
※会場開催は、日経カンファレンスルーム(東京都千代田区大手町1-3-7日経ビル6階)で行います。
なお、会場参加での申し込みは、各企業・各団体最大3名までとさせていただきます。ただし、会場参加応募者が多数の場合は、オンラインでの参加をお願いすることがあります。また、オンライン参加の場合人数制限はありません。
◆日経イベント&セミナー掲載記事
■プログラム
14:00~14:05 | 開会挨拶 LCA活用推進コンソーシアム会長 LCA日本フォーラム会長 一般社団法人LCA推進機構(LCAF)理事長 稲葉 敦 氏 |
14:05~15:00 | 【基調講演】 サプライチェーンの未来と脱炭素化へのアプローチ 株式会社ローランド・ベルガー パートナー 小野塚 征志氏 【講演内容】特定の取引先との固定的な関係を基本としたサプライチェーンマネジメントは限界を迎えつつある。不特定多数との自由な取引を可能とするサプライウェブへの進化は不可避と見るべきだ。Scope3も含めた脱炭素化を戦略的に進めることも重要である。本講演では、サプライチェーンを取り巻く事業環境の変化とあるべき戦略の方向性を解説する。 |
15:00~15:30 | 【講演】国土交通省におけるGX実現に向けた取組について 国土交通省 総合政策局環境政策課 環境政策企画官 大野 浩史氏 【講演内容】近年、気候変動の影響により、自然災害が激甚化・頻発化するなど、地球温暖化対策は喫緊の課題となっている。2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、地域のくらしや経済を支える幅広い分野を所管する国土交通省としても、法制度や予算、税制等を通じ、民生・運輸部門の脱炭素化等に取り組んでいるところである。国土交通関連分野におけるCO2排出量の現状及び各分野における取組について紹介する。 |
15:30~15:40 | 休 憩 |
15:40~16:00 | 【講演】化学業界におけるカーボンニュートラル推進のためのLCAの活用 一般社団法人日本化学工業協会 技術部 部長 藤井 宏行氏 【講演内容】化学産業は幅広い産業に素材を提供しており、多くのバリューチェーンにおけるカーボンニュートラル(CN)推進において自産業のGHG削減のみならず、使用や廃棄段階での削減貢献でも重要な役割を果たす産業である。化学産業はLCAをこのCN活動を円滑・効果的に行うためのツールと位置付け、業界各社横断での活用推進を図っている。 |
16:00~16:20 | 【講演】家電リサイクルにおけるLCAの活用 三菱マテリアル株式会社 金属事業カンパニー 資源循環事業部 事業推進部 家電リサイクル室 家電推進グループ 秋元 裕太氏 【講演内容】三菱マテリアルでは、全国で家電リサイクル事業を展開しており、毎年、家電リサイクル事業(当社グループ5社6工場)におけるLCA評価(廃家電のリサイクルによる環境負荷削減効果の算出)を実施している。本講演では、2023年度実績に基づく当社家電リサイクル事業のLCA評価について紹介する。 |
16:20~16:40 | 【講演】レゾナックにおけるLCAの取り組みと活用事例 株式会社レゾナック・ホールディングス サステナビリティ部 マネージャー 宮武 正人氏 【講演内容】レゾナックは2023年より全社横断でのカーボンニュートラルプロジェクトを進めており、その一環として全事業および研究開発におけるLCA(CFP)の取り組みを推進している。本講演ではレゾナックにおける環境への取り組みの全体像とLCA(CFP)の取り組み体制、およびその活用事例について紹介する。 |
16:40~17:10 | 【説明】AIST-IDEAの開発の現状と今後の進め方 国立研究開発法人産業技術総合研究所 産業技術総合研究所エネルギー・環境領域安全科学研究部門 総括研究主幹、IDEAラボ長 田原 聖隆氏 【講演内容】国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)では、長年にわたってインベントリデータベースIDEAを開発し、2021年以降は毎年データを更新して公開し、本年5月にはAIST-IDEA Ver.3.4をリリースした。地球温暖化対策のための国際的な規制の強化により、企業や様々な団体にGHG排出量の把握と開示が求められることで、AIST-IDEAに対するニーズも高まってきている。AIST-IDEAのデータベースとしての特徴と将来に向けた開発の状況や今後の開発の方向性などについてご紹介する。 ・講演会資料は後ほど更新します |
17:10~17:15 | 閉会挨拶 国立研究開発法人産業技術総合研究所 産業技術総合研究所エネルギー・環境領域安全科学研究部門 総括研究主幹、IDEAラボ長 田原 聖隆氏 |