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LCA活用推進コンソーシアム 公開講演会 2025年2月25日(火)13:30~17:30

LCA活用推進コンソーシアム 公開講演会(2025年2月25日)
~サステナブルな社会の実現に向けたLCAに対する期待と課題~


温暖化ガス(GHG)排出量削減のため、これまで各国政府や企業は多くの取り組みを進めてきた。さらに脱炭素イノベーションを加速していくためには、一貫性・信頼性のある適切な情報開示と評価基準が求められる。
産業技術総合研究所では、こうした観点から、LCAデータベースAIST-IDEA(National Institute of Advanced Industrial Science and Technology – Inventory Database for Environmental Analysisの略称)を開発し、維持・更新を行ってきた。Scope3のデータ開示に対する要望の高まりに対応するためScope3算定ツールも作成した。
また、2020年7月には、「LCA活用推進コンソーシアム」を設立し、AIST-IDEAの活用の普及に努め、GHG排出量など環境負荷の見える化を促進してきた。同コンソーシアムは、活動の一環として、日本経済新聞社と共催で、公開講演会を開催する。

■日時:2025年2月25日(火) 13:30~17:30
■会場:会場参加とオンライン参加によるハイブリッド開催
■参加費:無料

※会場開催は、日経カンファレンスルーム(東京都千代田区大手町1-3-7日経ビル6階)で行います。
なお、会場参加での申し込みは、各企業・各団体最大3名までとさせていただきます。ただし、会場参加応募者が多数の場合は、オンラインでの参加をお願いすることがあります。また、オンライン参加の場合人数制限はありません。

◆日経イベント&セミナー掲載記事

LCA活用推進コンソーシアム 公開講演会(2025年2月25日)~サステナブルな社会の実現に向けたLCAに対する期待と課題~ | 日経イベント&セミナー (nikkei.co.jp)

■プログラム 

13:30~13:35 開会挨拶

LCA活用コンソーシアム副会長
国立研究開発法人産業技術総合研究所
エネルギー・環境領域安全科学研究部門 総括研究主幹、IDEAラボ長
田原 聖隆氏
13:35~13:45 来賓挨拶

経済産業省 GXグループGX推進企画室長
荻野 洋平氏
13:45~14:15 【講演】LCAの活用の現状とLCAをめぐるISOの動向

LCA活用推進コンソーシアム会長
LCA日本フォーラム会長
一般社団法人LCA推進機構(LCAF)理事長
稲葉 敦氏

【講演内容】
COPの動きに連動してLCAに関するISO改訂の動きが活発になっている。2024年秋に開催されたISO/TC207/SC7(GHGマネジント)のロンドン総会では、ISO14060(ネットゼロを目指す組織)のコミッテイドラフトの作成作業と、ISO14067(製品のカーボンフットプリント)とISO14064-1 (組織における温室効果ガスの排出量及び吸収量の定量化及び報告のための仕様並びに手引)の改訂のためのキックオフミーテングが行われた。
また、ISO14021(自己宣言)、ISO14024(エコラベル)、ISO14025(EPD)の改訂作業も進められている。LCAの活用の現状とLCAをめぐるISO改訂の最新動向について解説する。

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14:15~14:45 【講演】ウラノス・エコシステムの今後の展開

経済産業省 商務情報政策局 情報経済課デジタル戦略室 兼 総務課国際室室長補佐
坂本 侑紀氏

【講演内容】
経済産業省では、デジタルによる新たな価値創造を促進し、脱炭素社会・循環経済の実現といった社会課題の解決とイノベーションを両立するため、企業や業種を横断して、データやシステム連携を行うためのプラットフォーム構築等の取組である「ウラノス・エコシステム」を推進している。先行ユースケースである自動車・蓄電池サプライチェーンでのカーボンフットプリント算出に向けたデータ連携システムや、この成果を踏まえた今後の展開として自動車LCA算定や化学物質管理などの取組を紹介する。

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14:45~15:15 【講演】環境影響評価手法 LIMEの開発と普及の現状

早稲田大学 理工学術院創造理工学部環境資源工学科 教授
伊坪 徳宏氏

【講演内容】
自然科学と社会科学の知見や解析手法を活用しながら、様々な環境影響をライフサイクル全体で評価する手法である環境影響評価手法LIME(Life cycle Impact assessment Method based on Endpoint modeling)の開発に、長年にわたって取り組んできた。LIMEは、LCAに限らず、環境効率、環境会計、フルコスト評価など、様々な分野において活用されている。また、近年、気候変動だけでなく、自然環境の保全など様々な領域で需要が高まっている。環境影響評価手法 LIMEの開発と普及の現状について説明する。

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15:15~15:25 休     憩
15:25~15:40 【紹介】AIST-IDEA Ver3.5の開発

国立研究開発法人産業技術総合研究所
エネルギー・環境領域安全科学研究部門 総括研究主幹、IDEAラボ長
田原 聖隆氏

【講演内容】
国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)では、ライフサイクルアセスメント(Life Cycle Assessment; LCA)を実施する際に必要となる原単位のデータベースAIST-IDEA(略称IDEA)の開発に長年取り組んできた。IDEAは国内の経済活動の環境負荷物質を定量化した世界最大規模のデータベースで、産総研ではIDEA Ver.3.1を2021年にリリースして以来、毎年更新し、2024年4月には AIST-IDEA Ver.3.4を完成させた。2025年4月には、AIST-IDEA Ver.3.5をリリースする予定で開発を進めている。AIST-IDEA Ver.3.5の特徴について紹介する。

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15:40~16:30 【パネルディスカッション】これからのLCAとAIST-IDEAの役割

<パネリスト>
早稲田大学 理工学術院創造理工学部環境資源工学科 教授
伊坪 徳宏氏

国立研究開発法人産業技術総合研究所
エネルギー・環境領域安全科学研究部門 総括研究主幹、IDEAラボ長
田原 聖隆氏

みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 サステナビリティコンサルティング第1部 プリンシパル
内田 裕之氏

日本製鉄株式会社
礒原 豊司雄氏

<モデレーター>
LCA活用推進コンソーシアム会長
稲葉 敦氏

16:30~16:40 【紹介】今後のAIST-IDEAの提供とサービスについて

株式会社AIST-Solutions 事業構想部 プロデューサ
竹村 文男氏

【講演内容】
2024年4月からAIST-IDEAをAIST-Solutionsより販売している。2025年4月からはAIST-IDEAのWebシステムによる提供を予定している。講演ではWebシステムと、合わせてAPIによるデータ提供方法について御紹介したい。また、2025年4月以降のAIST Solutionsからのユーザーサポート体制についてもご紹介する。
講演会資料はちら

16:40~16:45 閉 会 挨 拶

国立研究開発法人産業技術総合研究所
エネルギー・環境領域 安全科学研究部門長
蒲生 昌志氏

16:45~17:30

名刺交換会・交流会(会場のみ)


※プログラム、講演内容は予告なく変更する場合がありますのでご了承ください。