機能概略図
対象水系
3次メッシュ一級水系版
「3次メッシュ一級水系版」は、以下の全国一級109水系を対象としています。
250 mメッシュ全国水系版
「250 mメッシュ全国水系版」は、沖縄を除く全31,789水系※を対象としています。
※国立研究開発法人国立環境研究所のWebサイトで公開されている世界流域データベース(Global Drainage Basin Database:GDBD、http://www.cger.nies.go.jp/db/gdbd/gdbd_index_j.html)の日本全国250mメッシュの落水線に関するデータを用いて、31,789水系を定義した。
GDBDに関する参考文献:Yuji Masutomi, Yusuke Inui, Kiyoshi Takahashi and Yuzuru Matsuoka (2009)
Development of highly accurate global polygonal drainage basin data, Hydrological Processes, 23, 572–584.
計算の流れ
3次メッシュ一級水系版
* モデルに内蔵されている3次メッシュ別流域属性(人口、土地利用、工業統計、下水道等)のデータは、2011年を基準としたものです。
* 大気沈着(湿性・乾性)は、メッシュ単位での入力となります。
** バックグラウンド濃度は、メッシュ単位での入力となります。バックグラウンド濃度を土壌の流出量に乗じたものをバックグラウンド負荷量として計算します。
*** 河川水中の溶存態・懸濁態別の濃度については、分配平衡を仮定して、各濃度を再定義しています。
250 mメッシュ全国水系版
全国メッシュの流域データおよび排出量データの作成、排出量推計、熱収支解析、流れ解析、濃度解析の方法は「3次メッシュ一級水系版」と同様です。解析手順を下図に示します。
解析結果の編集例
3次メッシュ一級水系版
3次メッシュ・月別の解析結果がCSV形式で出力されます。
無料のGISソフト「MANDARA」を利用して分布図を表示することができます。
濃度分布図
EXCELを利用して河川縦断変化や経月変化を解析することができます。
経月変化
縦断変化
250 mメッシュ全国水系版
250mメッシュ・日別の解析結果がCSV形式で出力されます。
Google EarthやArcGIS Explorer Desktopのフリービューアを用いて、地図上に分布図を表示できます。