RISCAD Update 2019年2月第3週【週刊化学災害ニュース】

2019/02/15 12:00 - 2019/02/22 12:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。

投稿日:2019年02月27日 10時00分

*2019/02/16発生の、熊本・飲食店で火災
:同店と隣接する店舗や付近の民家など計8棟、計約1,100平方mが全焼

*2019/02/17発生の、栃木・動物園の展示室で空調機の火災
:展示室内を20-25℃に保つため、壁に設置した空調機を稼働させたままであった。空調機の配線の接続部の固定が十分でなく、何かの原因でそこから出火した可能性

*2019/02/17発生の、茨城・養鶏場の鶏舎で火災
:飼育されていた鶏約80万羽のうち、約34万羽が焼死した

*2019/02/19発生の、大阪・仕出し料理店でガスの爆発、火災
:何かの原因でガスが漏洩して店内に滞留し、赤外線グリルに点火する際の火花で着火した可能性

*2019/02/20発生の、三重・合成樹脂製造プラントで火災
:約50分後に消火。外部への影響なし

*2019/02/20発生の、バングラデシュ・アパート兼化学薬品倉庫で火災
:5階建てアパートの1階が化学薬品倉庫として使用されていた

昨年12月に札幌で起きた、不動産仲介店で消臭スプレーの処分中にガス爆発、火災の事故以降、スプレー缶などが危険なものであるとの認識が広まり慌てて廃棄するケースが増えたのか、ゴミ収集車での使用済みスプレー缶などが原因となる火災が増えているという記事を目にしました。

これらのゴミ収集車の火災事故について調べてみたところ、どうやら使用済みスプレー缶などのガス抜きが不十分であることのみが原因ではなさそうです。

少し長くなりそうなので、この詳細については来週木曜日(3/7)掲載予定のRISCAD CloseUPで触れたいと思います。

さんぽニュース編集員 伊藤貴子