RISCAD Update 2019年3月第4週【週刊化学災害ニュース】

2019/03/22 12:00 - 2019/03/29 12:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。

投稿日:2019年04月03日 10時00分

(現在、RISCADはリニューアルのため公開停止中です)

*2019/03/21発生の、中国・農薬工場の廃棄物倉庫で爆発
:農薬原料のベンゼンに何かの原因で着火した可能性。固体廃棄物倉庫が爆発の中心部であったとみられ、同倉庫跡には大きなクレータができた。死者78名、重体、13名、重傷66名、その他傷者約500名となり、住民ら3,000名が避難した

*2019/03/25発生の、石川・理容店のサインポール設置作業中に火災
:工事業者が理容店店舗の外壁に電動ドリルでサインポールの設置作業中、ドリルの回転による摩擦熱で出火した可能性

*2019/03/27発生の、宮城・空き地の整地作業中に油圧ショベルの火災
:油圧ショベルの燃料配管から燃料が漏洩してエンジン付近で着火した可能性。同ショベル1台が全焼した

*2019/03/27発生の、東京・係留中の屋形船の調理場で調理用油の火災
:乗員が客に提供するための天ぷらを調理後、油の入った鍋を火にかけたまま消し忘れて休憩のため調理場を離れ、コンロの火が鍋の中の油に着火した可能性。出航準備のため係留中で、客は乗っていなかった

*2019/03/28発生の、沖縄・飲食店でLPガス爆発
:ラーメン店厨房で、料理用ガスバーナに接続して使用するLPガス容器の交換作業中であった。何かの原因でLPガスが漏洩し、厨房内のコンロの火で着火した可能性

先週は厨房での火災、ガス爆発の事故がありました。(上記、3/27 東京の屋形船での火災、3/28 沖縄のラーメン店でのガス爆発)

厨房という場所は、調理を行うために火やガスを使用するところがほとんどかと思いますが、それゆえに、不注意や作業ミスにより事故が起きる可能性が高い場所でもあります。

さて、飲食店などの厨房と同じく火やガスを使用するため、似たケースの事故が起きる可能性がある場所のひとつに、学校の給食調理室があります。そこは学校の一部であり、校舎内には子どもたちがいます。

明日掲載予定の「RISCAD CloseUP」では「学校の給食調理室での事故」を取り上げます。ぜひチェックしてみてください。