RISCAD Update – 2017年6月第5週【週刊化学災害ニュース】

2017/6/23  16:00 - 6/30  16:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。

投稿日:2017年07月03日 10時00分

*2017/6/23発生の、コロンビア・炭鉱でガス爆発
:メタンに着火、同炭鉱は違法操業であった

*2017/6/25発生の、パキスタン・横転したタンクローリのガソリンが爆発
:流出した積荷のガソリンを回収しにきた住民が被害に(死者159名、傷者119名)

*2017/6/25発生の、岩手・医薬品工場で爆発
:乾燥機のパイプ連結部にたまった可燃性ガスに静電気で着火?粉塵爆発の可能性も?

*2017/6/27発生の、宮城・小学校のプール機械室で消毒剤の誤混入による塩素ガス発生
:ゴミ凝固剤(ポリ塩化アルミニウム)のタンクに、消毒用の次亜塩素酸ナトリウムを誤投入

上記6/27の小学校のプールの機械室での塩素ガス発生ですが、この手のニュースは毎年この時期に
1件は起きているような気がします。
学校でプール設備を使用する時期は短く、先生たちも当番制でプールの水質検査や消毒作業に
あたっていて慣れないのだとは思います。
推測にすぎませんが、こういった誤投入が起きるのは、タンクの表示に何か問題があるのか
とも感じます。明確な表示にして誤投入を防ぐことはできないのでしょうか。

さんぽニュース編集員 伊藤貴子