RISCAD Update – 2017年10月第2週【週刊化学災害ニュース】
2017/10/6 16:00 - 10/13 16:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。
投稿日:2017年10月18日 10時00分
*2017/10/7発生の、ガーナ・LPGタンクローリが爆発してガソリンスタンドに延焼
:付近のガソリンスタンドに延焼して被害拡大
*2017/10/7発生の、宮崎・自治体の祭りの打上花火で筒ばね
:直径約9cmの三号玉打ち上げ時の事故
*2017/10/8発生の、岐阜・農家の作業小屋でエチレンガスが爆発
:生け花用に出荷する柳の葉を落とすため、小屋にエチレンガスを充満させていた
*2017/10/10発生の、ベトナム・ガス補給所でアンモニアが漏洩
:タンクローリから地下タンクへの移送中にパイプが破損
実は私は生け花を10年ほど嗜んでおりまして、柳を生けることも多々あるため、ついこの事故に目が止まりました。確かに生け花用花材としてやってくる柳に葉が付いているのはほとんど見たことがありません。ただし、柳は生命力が強く、その後水にしばらく生けてておくと葉や根が生えてきます。
切り花をエチレンガスにあてると長持ちしない原因になるというのは知っていたのですが、生け花用の柳の葉を落とすことに使用されているのは初めて知りました。エチレンガスが一部の植物などにもたらす効果は、老化促進、言い換えると成長促進なのですね。
食品ですと、果物のりんごはエチレンガスを多く発生することで知られています。よく、熟す前に木からもいだキウイはりんごと一緒に置いておくと甘くなるといいますが、これもエチレンガスの効果のひとつですね。
