RISCAD Update – 2017年12月第2週【週刊化学災害ニュース】
2017/12/8 12:00 - 12/15 12:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。
投稿日:2017年12月20日 10時00分
*2017/12/7発生の、岐阜・小学校の給食調理場でガスボンベ交換作業中にLPガスが漏洩
:業者がバルブの閉止を忘れ、約数十秒LPガスが漏洩
*2017/12/1発生の、京都・プラスチック加工工場で火災
:消火までに14時間を要した
*2017/12/12発生の、オーストリア・天然ガス分配施設で爆発、火災
:オーストリア最大の天然ガスハブ施設。詳細な原因は不明
*2017/12/12発生の、静岡・プラスチック製品製造工場で火災
:消火までに約16時間半を要した
*2017/12/13発生の、群馬・高速道路で交通事故により積荷の水酸化ナトリウムが流出
:水酸化ナトリウムなどが入った容量20Lのポリタンク500個が高速道路上に散乱し、一部流出
*2017/12/14発生の、兵庫・製鉄所の高炉で作業中に一酸化炭素中毒
:社員2名が一酸化炭素中毒となったが軽症
真夜中の高速道路は、例え現場が都会で照明が十分だったとしても間違いなく暗いでしょう。車両5台が絡む事故ということで、発煙筒や停止表示器材も設置されていたと想像できます。しかし、車中から高速道路上に出るというのは非常に危険な行為だったのではないかと思われます。普段いるはずのない人間が高速道路上にいるとして、暗ければそれだけ後続車からは見えにくいはずです。やむを得ない場合もありますが、自分の身を守ることを第一優先に考えるのが得策かと思いました。とはいえ、今回の事故現場の状況は詳しくはわからないのでなんとも言えませんが。
今回は水酸化ナトリウムという化学物質が絡んでいたためこのコーナーで着目した事故だったのですが、交通安全という別の視点でこの事故を見て思うことを書かせていただきました。
参考情報:JAF(一般社団法人日本自動車連盟)サイトより引用
クルマ何でも質問箱「高速道路で事故や故障が発生したらどうすればいいのですか?」
