RISCAD Update 2018年4月第5週&5月第1週【週刊化学災害ニュース】
2018/04/27 12:00 - 2018/05/07 12:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。
投稿日:2018年05月16日 10時00分
*2018/04/26発生の、米国・製油所の流動接触分解装置で爆発、火災
:同工場は有害なフッ化水素を所有していたため、広い範囲の周辺住民に避難命令が出された
*2018/04/29発生の、愛知・自動車部品工場の廃材置場で火災
:設備点検後のテスト生産で、通常より高温で製造された天井基材が完全に冷える前に廃材置場に置いたことが原因
*2018/04/29発生の、佐賀・製鉄所の機械室で爆発
:機械室には炉に酸素を供給するホースやそれを巻き取るリールがあった
*2018/04/30発生の、三重・定期修理中の樹脂製造工場で火災
:床の補強工事のための溶接作業で出た火花がダクトに飛び着火
*2018/05/05発生の、パキスタン・炭鉱でガス爆発
:2カ所の炭鉱でのガス爆発。いずれも坑内にメタンガスが充満していた
*2018/05/05発生の、兵庫・製鉄所の亜鉛めっき工場で火災
:機械化された無人の工場での火災
この事故、店の屋外に陳列してあったスプレー缶が直射日光で加熱されて破裂し、店の客1名が飛散した破片で顔や目に軽傷を負ったというものでした。
スプレー缶やカセットコンロ用ガスボンベなどの可燃性ガスを使用したものの破裂というと、火気のそばに置いて熱せられたことが原因の事例が多く見られますが、これは直射日光による加熱ということで、個人的に珍しい事例だと思い目に止まりました。
店側もこのような破裂事故が起きる可能性があるということを念頭に起き、商品の陳列場所などをきちんと考える必要がありますね。
また、これからの暑くなる季節、エンジンを切って停車していた場合かなりの高温となる自動車内に冷却用スプレーなどを置いた場合にも同じような事故が起きています。
身近な物にも危険が潜んでいることを再認識して、今年も暑くなるであろう夏を迎えましょう。
