RISCAD Update – 2018年11月第3週【週刊化学災害ニュース】
2018/11/09 12:00 - 2018/11/16 12:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。
投稿日:2018年11月21日 10時00分
*2018/11/03発生の、神奈川・飲食店で換気ダクト火災
:鉄板で油分の多い鶏肉を調理中に、調理の火で油分を含むガスに着火し、換気扇を通じてダクトに流れ込んだ可能性
*2018/11/09発生の、韓国・簡易宿泊施設で火災
:建物の3階部分で使用されていた電熱器が火元の可能性
*2018/11/12発生の、岐阜・ゴム工場で薬品を薄める作業中に火災
:薬品を薄める作業中に、何かの原因で薬品に着火したか、薬品が発火した可能性
*2018/11/13発生の、神奈川・製油所で修理後の装置立上作業中に異臭
:装置立上時に何かのトラブルが発生し、煙突から硫黄化合物を含有する煙が出た可能性
*2018/11/14発生の、徳島・改装工事中のホテルで空調機の解体作業中に酸欠
:解体前に別の業者が行った冷媒のフロンガスの回収が不十分で、空調機内部の配管を工具で切断したところ、配管内に残留していたフロンガスが噴出した可能性
*2018/11/14発生の、滋賀・自衛隊の射撃訓練中に砲弾が演習場外に落下
:同訓練では、2.5-3km先への着弾を目標に設定していたが、何かの原因で目標設定の入力を約1km北に誤った可能性
少し前からの「日本を観光立国に」という流れもあり、当然、海外からの旅行客を多数受け入れることにもなり、オリンピックはまたその後押しもするでしょう。「日本は安全で治安の良い国である」と期待してやってくる海外からの旅行客を受け入れるにあたっては、それぞれの風習の違いの相互理解の上で、全世界共通の基本的な安全の概念を持った「寝泊まりできる場所」を提供することが必要になってきますね。
