RISCAD Update – 2018年12月第1週【週刊化学災害ニュース】

2018/11/30 12:00 - 2018/12/07 12:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。

投稿日:2018年12月12日 10時00分

*2018/11/30発生の、大分・製鉄所の焼結工場でコンベヤ火災
:同工場での今年5件目の事故

*2018/12/02発生の、大阪・看板工場で火災
:作業中にライターを使用し、何かの原因で可燃物に着火

*2018/12/03発生の、愛知・建物解体工事中に一酸化炭素中毒
:雨天のため、建物を樹脂シートで覆ってのアスベスト除去作業中。建物と樹脂シートとの間で発電機を使用していた

*2018/12/04発生の、千葉・金属加工工場で粉塵爆発
:金属粉砕作業中に、金属粉塵に静電気などの原因で着火した可能性

*2018/12/04発生の、韓国・韓国で暖房用配管が破裂して熱水が噴出
:暖房用配管はオンドルと呼ばれる床下暖房の熱源供給のために使用されていた

*2018/12/05発生の、熊本・大学の実験室でナトリウム廃棄処理中に火災
:金属ナトリウムの廃棄処理中に水と反応して発火した可能性

11/28に大阪のホームセンターで廃棄ボタン電池から火災が起きました。朝方の無人の店舗。なぜこのような火災が起きたのでしょうか?

その原因は、廃棄予定であったボタン電池にありました。

前日に盗難防止用タグから取り外した廃棄予定のボタン電池10数個がポリ袋に入れられており、防犯カメラの映像を検証した結果、そのポリ袋付近から出火したことが確認されたのです。

みなさんご存知のように、電池にはプラス極とマイナス極があります。ボタン電池の場合、平たい面がプラス極、少し出っ張った面がマイナス極です。その平らな形状から、むき出しのまま無造作に袋などに入れておくと、電池同士が重なり合う可能性が高く、電極同士が重なった場合には電流が流れて発熱することがあるそうです。今回の事故では、まさにそこから火災につながりました。

家庭などでも起きる可能性があるこの発熱による出火を防ぐために、一度開封したボタン電池や廃棄予定のボタン電池は、電極同士が重なり合って電流が流れないよう、ビニルテープなどでプラス極とマイナス極を覆って、絶縁することを徹底しましょう。

さんぽニュース編集員 伊藤貴子