RISCAD Update 2021年8月第4週【週刊化学災害ニュース】

2021/08/20 12:00– 2021/08/27 12:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。

投稿日:2021年09月01日 10時00分



*2021/08/19発生の、栃木・貸倉庫で火災

:自動車や家電などが保管されていたとみられる貸倉庫での火災。倉庫約1,100平方mが焼けた

*2021/08/20発生の、石川・廃棄物処理施設の受入ピットで廃棄物の火災

:可燃廃棄物や、大型廃棄物、空瓶類などの処理をしている廃棄物処理施設の受入ピットでの火災。廃棄物が焼けた

*2021/08/20発生の、愛知・リサイクル工場で段ボールの火災

:建築物などの解体後に出る金属や木屑などの廃棄物の仕分けをする工場に集積された段ボールなどの火災。工場の屋根の一部と、段ボールなどの廃棄物が焼けた

*2021/08/23発生の、神奈川・金属加工工場で洗浄装置の火災

:金属熱処理工場の、高さ約4.7m、幅約3m、奥行約9mの真空脱脂洗浄装置の火災。装置1台が焼けた

*2021/08/25発生の、茨城・埠頭に着岸中の貨物船から油が漏洩して海上に流出

:全長約150m、約10,000tのシンガポール船籍の貨物船から油の漏洩。船尾付近の海上、長さ約30m、幅約2mの範囲に油が流出

*2021/08/25発生の、北海道・高速道路を走行中のトラックの荷台で廃電池類の火災

:廃電池類を積載した走行中のトラックの荷台での火災。荷台には、廃棄する電池や水銀灯などが入ったドラム缶が6缶積載されていた


感染拡大が収束する気配が一向にみえない新型コロナウイルス(COVID-19)。病院の病床逼迫により、COVID-19に感染してもすぐに入院できず自宅で療養する人が増えており、その際に酸素濃縮装置を使用して在宅で酸素を吸入する可能性があるとの話を耳にします。

もちろん、罹患しないに越したことはありませんが、罹患して体調がすぐれず、在宅で酸素濃縮装置を使用して療養を行うような状態になってからでは、使用時に注意すべきことを確認していられるほど余裕がないかもしれません。

明日更新のRISCAD CloseUPでは、酸素という物質の性質に着目し、万が一の時のために知っておきたい、酸素濃縮装置使用時の注意事項についてお知らせします。

さんぽニュース編集員 伊藤貴子