RISCAD Update 2021年10月第4週【週刊化学災害ニュース】

2021/10/15 12:00– 2021/10/22 12:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。

投稿日:2021年10月27日 10時00分



*2021/10/14発生の、中国・過酸化水素工場で爆発、火災

:1名が行方不明、1名が負傷。工場は、過去に消防設備の不備などで3回処分を受けていた

*2021/10/19発生の、愛知・建設中の火力発電所で電気室の配電盤から火災

:2022年度の運転開始に向けて建設中の発電所での火災。石炭コンベアの電気室内の配電盤から出火した可能性

*2021/10/20発生の、福井・金属加工工場でチタンを含む金属屑の火災

:自動車部品用の合金を製造する工場の屋外の金属屑置場から出火した可能性。金属屑にチタンなどが含まれていたため放水消火ができず、消火活動が難航して、約57時間後に鎮火

*2021/10/20発生の、富山・中古タイヤ販売店の資材置場でタイヤの火災

:資材置場の敷地内にあったコンテナ周辺から出火した可能性。資材置場と野積みされていたタイヤが焼け、敷地内のプレハブに延焼

*2021/10/20発生の、岡山・廃材置場で廃樹脂の火災

:廃材置場で木材パレットを燃やしており、その火が廃樹脂に延焼した可能性

*2021/10/21発生の、愛知・廃棄物処理施設で火災

:粗大ごみの破砕分別処理をする工場での火災。破砕した廃棄物か、ベルトコンベアから出火した可能性


早いもので、10月も最終週となりました。秋はかなりのスピードで過ぎ去り、すでに冬の足音が聞こえてきています。そしてそれに伴い、空気が乾燥してきたことを感じます。

ここのところ、廃材置場、資材置場での火災が多く聞かれます。燃えたものとしては、木材、樹脂、タイヤ、家電を含む金属スクラップ、伐採した木の枝などがあり、状況によっては、消火までに長時間を要したケースがありました。

これから乾燥する季節になれば、同様の火災が発生した場合でも、火災規模の拡大や延焼の危険性が高まることが推測されます。

ご存知のように、空気の乾燥とは、空気中の水分量が少ないことを意味しますが、空気が乾燥すれば、木材などをはじめとする可燃物の水分量も減少します。そのため、火災発生時に、可燃物がより燃えやすくなる傾向になります。

これからの乾燥する季節、火の取り扱いには十分注意しましょう。

さんぽニュース編集員 伊藤貴子