RISCAD Update 2021年11月第1週【週刊化学災害ニュース】

2021/10/29 12:00– 2021/11/05 12:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。

投稿日:2021年11月10日 10時00分



*2021/10/29発生の、群馬・布団工場で火災

:布団などの寝具の製造や販売をする工場での火災。工場2棟が全焼し、隣接する住宅や付近のアパートの壁の一部が焼けた

*2021/11/01発生の、愛知・布団会社で火災

:経営者が作業場内の蛍光灯をつけるためにブレーカを操作中に、コンセント付近にあった綿から出火した可能性。経営者がやけどで負傷

*2021/11/02発生の、広島・産業廃棄物処理施設で廃油の火災

:産業廃棄物処理施設の危険物貯蔵所にあった廃油から出火した可能性。施設の建物約500平方mのうち約200平方mが焼けた

*2021/11/03発生の、新潟・食品工場で火災

:食肉加工会社の食品製造工場での火災。工場は操業中で、従業員約120名がいたが、全員避難してけが人はなし

*2021/11/03発生の、北海道・大学で電気設備から火災

:校舎1階のボイラ室の内部約20平方mと外壁約3平方mが焼けた。電気設備からの火災の可能性

*2021/11/04発生の、愛知・解体業者の資材置場でドラム缶で廃棄物焼却中に火災

:従業員がドラム缶で廃棄物を燃やしており、その火で資材置場に置かれていた畳などに着火した可能性


10月下旬、インドで以下の事故が起きました。
10/24 インド・爆竹遊び中に下水溝でガス爆発
インド・スーラトの下水道用マンホール上で爆竹遊び中にガス爆発が起きた。爆竹遊びをしていた子供5名がやけどで軽傷を負った。当局の調べでは、付近の地下を通るガス管の工事中に誤ってガス管を破損し、漏洩したガスが下水道に滞留しており、そのガスに爆竹の火で着火した可能性がある。
路上には危険なものがなさそうなのに、目に見えないガスが、しかも地下に滞留していて、そこに爆竹の火で着火するという、まさかと思うような事故ですが、爆竹遊び中に起きるガス爆発の事故は意外と多く発生しています。

中国では、春節(旧正月)を爆竹や花火で祝うため、その頃になると毎年のように、爆竹の火でマンホール内に滞留しているメタンガスに着火して爆発したというニュースが聞かれます。そちらも巻き込まれるのは大抵が上記事故同様、爆竹や花火で遊んでいた子供です。

日本ではほとんど聞かない事故ですが、いずれにしても、目に見えない危険に注意するのは大人でも難しいものです。まして経験の少ない子供ではなおのこと、と考えさせられます。

さんぽニュース編集員 伊藤貴子