RISCAD Update 2022年6月第4週【週刊化学災害ニュース】

2022/06/17 12:00– 2022/06/24 12:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。

投稿日:2022年06月29日 10時00分



*2022/06/16発生の、中国・農薬工場の汚水処理施設で爆発

:面積約600平方mの鉄骨造の汚水処理施設の爆発事故。施設には高温、高圧の蒸気管が設置されていた。従業員6名が死亡し、2名が重傷、6名が軽傷

*2022/06/18発生の、中国・石油化学工場のエチレングリコール装置で爆発、火災

:自動車用の不凍液などに使用されるエチレングリコールを製造する工場での、エチレングリコール製造装置の爆発、火災。運送業者の輸送車両の運転手1名が死亡し、工場の作業員1名が軽傷

*2022/06/19発生の、鳥取・木材加工工場で保守点検中に火災

:出火時、工場は操業しておらず、業者が木材乾燥機の保守点検作業を行っていた。工場内の火炎のため火元に十分な放水ができず,外部からの放水による消火活動となったため,鎮火に約21時間を要した。業者の作業員2名がやけどを負って病院に搬送された

*2022/06/19発生の、千葉・製鉄所からチオシアン酸アンモニウムを含む脱硫液が河川に流出

:製鉄所内のコークス炉で発生したガスの洗浄で発生する脱硫液のタンクに、何かの原因で穴が開き、脱硫液約3,000立方mが敷地内に漏洩し、一部が排水口を通じて河川に流出した

*2022/06/20発生の、宮城・自動車整備工場でタンクローリの溶接作業中に爆発

:工場の屋内でガソリン積載用タンクローリのタンク部分の溶接作業中に、タンク内に残留していた気化したガソリンに、溶接の火花で着火した可能性。従業員1名が死亡

*2022/06/21発生の、岩手・木材加工会社で集塵機の火災

:建築用木材を加工する建屋内にあった木屑用の集塵機から出火した可能性。従業員2名がやけどを負って病院に搬送された


この記事を書いている6/27、気象庁は関東甲信、東海、九州南部が梅雨明けしたとみられると発表しました。

今月初めにアップしたRISCAD Updateで、6/6の関東甲信での梅雨入りに触れましたが、わずか21日での梅雨明けとなりました。関東甲信においては過去最も早い梅雨明けとなったとのことです。

梅雨入りの頃は気温が低く、梅雨寒の日が続きました。その後、梅雨らしいしとしととした雨は降らぬまま、蒸し暑い日々が続いたかと思ったら、太陽の光がギラギラとしはじめ、もう梅雨明けの発表。かたや東北では、関東甲信の梅雨明けの日に、土砂災害警戒情報が発表されるほどの大雨が降ったところもありました。

先が思いやられる要素が多くある2022年の夏が本格的に始まりました。

世界情勢、疫病の流行などさまざまな要素が重なり、食物からエネルギーまで、ことごとく値上がりしている昨今。梅雨時に極端に雨が少なかったということで、今後の水不足や、農作物への影響なども心配です。

そして、この酷暑の中で、電力需給ひっ迫注意報が発令中です(6/27 15:00現在)。なるべく節電に努めつつ、特に厳しい電力需給が想定されるという16:00-18:00を迎えようと思います。

 

 

さんぽニュース編集員 伊藤貴子