RISCAD Update 2022年9月第5週【週刊化学災害ニュース】

2022/09/23 12:00– 2022/09/30 12:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。

投稿日:2022年10月5日 10時00分



*2022/09/15発生の、静岡・廃プラスチック処理工場で火災

:近くにある化学製品を扱う工場への延焼の可能性があったため、警察が周辺住民に避難を呼びかけ、周辺の道路が一時交通規制された。付近の約190棟が最大で約5時間半停電した

*2022/09/20発生の、宮崎・樹脂製品原料工場のタンクで火災

:食品用ラップフイルムの原料を製造する工場での火災。何かの原因でタンクから出火した可能性

*2022/09/24発生の、広島・冷凍食料品工場のフライヤから火災

:工場の広範囲が焼け、建物が倒壊するなどして消火活動が難航し、鎮火までに約81時間かかった。工場では揚物などの冷凍食品を製造しており、食材を揚げる製造ラインのフライヤから出火した可能性

*2022/09/24発生の、富山・豆腐工場でフライヤから火災

:厚揚げを揚げるフライヤの片付け作業中に、フライヤ内の油に何かの原因で着火した可能性

*2022/09/25発生の、大分・製鉄所でクレーン車の火災

:加工前の鉄の運搬に使用されているクレーン車の点検中の火災。エンジン付近から出火した可能性

*2022/09/28発生の、愛知・高速道路でトラックからLPガスボンベが落下して爆発、火災

:LPガスボンベを積載したトラックが急ブレーキをかけたため、積荷のLPガスボンベが落下して、漏洩したLPガスに着火し、前を走っていた小型トラックと大型トレーラに延焼。大型トラックのボンベの積み方に問題があった可能性。小型トラックの運転手1名が死亡し、2名が顔などにやけどを負って病院に搬送された


明日10/6(木)は「さんぽのひろば」月に一度のコーナー「RISCAD CloseUP」の更新日です。

最近よく聞く物流倉庫火災のニュース。鎮火までにやけに時間がかかるなとお思いではないでしょうか。そんな物流倉庫の火災について、「倉庫火災はなぜ消えにくい?」と題し、Close upです。

明日10/6(木)10:00更新の「RISCAD CloseUP」、ぜひチェックしてみてください。

 

さんぽニュース編集員 伊藤貴子