RISCAD Update 2023年2月第5週-3月第1週【週刊化学災害ニュース】

2023/02/24 12:00 – 2023/03/03 12:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。

投稿日:2023年03月08日 10時00分



*2023/02/25発生の、三重・鉄工所で金属加工中に潤滑油の火災

:鉄工所内で金属加工作業中に火花が散って機械の潤滑油に着火した可能性

*2023/02/25発生の、栃木・菓子工場で整備中に火災

:工場は稼働しておらず、別の業者が工場の整備をしていた。近隣の約760棟が停電した

*2023/02/26発生の、大阪・ホテルのレストランで次亜塩素酸ナトリウム入りの水を飲料水として誤提供

:水差しで提供された次亜塩素酸ナトリウム入りの水を飲んだ16名のうち、3名が吐き気などで体調不良となったが軽症。ホテルでは漂白や殺菌のため次亜塩素酸ナトリウムを使用しており、作業場にある次亜塩素酸ナトリウム入りの水が出る専用の水栓からの水が飲料用に提供された可能性

*2023/02/27発生の、インド・精密部品工場で火災

:スマートフォンの充電ケーブルなどを作る工場での火災。工場に設置されていた煙感知器やスプリンクラ、消火栓などの防火設備に不備があり、被害が拡大した可能性

*2023/02/28発生の、宮城・廃棄物処理会社で使用済み砲弾を切断中に破裂

:自衛隊から引き取った使用済みの米国製の長さ約27cm、直径約6cmの75mm砲弾をガスバーナで切断中に起きた事故。会社に隣接するアパートの2階の外壁に長さ約10cmの穴が空き、付近のダクトが変形した

*2023/03/01発生の、北海道・市役所の公用車車庫で除雪機の火災

:焼けた除雪機の電気系統が短絡して出火した可能性


通常より1週間遅れとなりましたが、明日は「さんぽのひろば」月に一度のコーナー「RISCAD CloseUP」の公開日です。

今回は「増える廃棄物処理施設での火災」と題してお送りいたします。

ご存知の通り、廃棄物処理施設は私たちが生活することで出るごみを集めて処理する場所です。近頃、その廃棄物処理施設で火災が発生したというニュースが度々聞かれます。

一体どのような原因で火災が発生しているのか、施設で火災が起きることで私たちの生活にどのような影響が出るのかを考えます。

「RISCAD CloseUP」、明日3/9(木)10:00公開です。ぜひご一読ください。

さんぽニュース編集員 伊藤貴子