RISCAD Update 2023年12月第5週-2024年1月第1週【週刊化学災害ニュース】
2023/12/22 12:00 – 2024/1/5 12:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。
投稿日:2024年1月10日 10時00分
:何かの原因で爆発が起きて炉の壁が崩壊したことで炉内に残留していたスラグが流出し、付近にあった酸素タンクが破裂するなどして複数回の爆発が起きた可能性。また、流出したスラグで周辺の可燃物に着火した可能性。熔鉱炉は修理のため稼働していなかった。作業員18名が死亡,44名が負傷
:工場1階にあった織機から出火した可能性。工場と、隣接する同工場の別の建物の計2棟、計約3,500平方mが全焼
:ガソリンを積載したタンクローリが横転し、漏洩したガソリンに何かの原因で着火した可能性。ガソリンを集めに来た住民40名以上が死亡し、83名がやけどなどで負傷
:自動車用部品、船舶用エンジンバルブなどを製造する工場での火災。バルブの製造過程で、熱処理工程の炉の火で何かの可燃物に着火した可能性。火災を発見した従業員1名が煙を吸って負傷し、病院に搬送された
:食品廃棄物を堆肥化するプラントでの火災。工場の屋根が焼けた
:業務用リネンなどのクリーニングを請負う工場での火災。工場2階の従業員の休憩室と、業務用大型洗濯機が置かれた機械室の燃え方が激しかった
:上記1/2に火災が起きたクリーニング工場の別の建屋での火災。何かの原因で工場の1階部分から出火し、階段部分に置かれたシーツやタオルなどに延焼して被害が拡大した可能性。工場が全焼
新年から能登半島を中心とした地域で大きな地震が発生しました。被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。
被災地から離れたところにいる私たちは、離れたところからでもできる支援を行いつつ、2024年の日常をスタートして行こうと思います。
今年もよろしくお願いいたします。
さんぽニュース編集員 伊藤貴子