RISCAD Update 2024年1月第5週-2月第1週【週刊化学災害ニュース】
2024/1/26 12:00 – 2024/2/2 12:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。

投稿日:2024年2月7日 10時00分
:何かの原因で炉から出火した可能性。洗浄機械が焼けた。従業員1名が左足にやけどで軽傷
:何かの原因でグラウンド付近で刺激臭がしていた可能性。部活動の朝練習をしていた生徒ら23名が目や喉の痛みなどで体調不良となり、うち10数名が病院に搬送された
:ボイラに燃料の廃プラスチックを供給するベルトコンベアの火災。施設の一部とベルトコンベアが焼けた
:通常20℃のバンカ(木質ペレットの一時貯蔵場所)のセンサの温度が55℃まで上昇していたことや、バンカ付近の外壁の損傷が大きかったことなどから、何かの原因でバンカ内の木質ペレットに着火した可能性
:調理室では揚物の調理などが行われており、ダクトに溜まった油に何かの原因で着火した可能性
:タンクの配管に亀裂が入ったことが原因の可能性。2名が負傷
*アントラセン油=アントラセンを5-10%含むコールタールの留分
上記1/31に爆発、火災事故の起きた発電所は、木質ペレットなどのバイオマスを燃料とした火力発電所でした。
発電所の他の発電施設は、老朽化により2016年までに廃止され、稼働していたのは2022年に稼働開始した事故の起きた施設だけであったとのことです。同施設は出力107万kWと、1基としては国内最大級の出力を誇るものだそうです。
今回の事故を受け、発電所の運営会社は事故調査委員会を設置し、火災の原因調査や再発防止策の策定を行うことを決めました。原因が究明されるまで、発電所の稼働は停止されることになりましたが、電力の安定供給に問題はないとのことです。
さんぽニュース編集員 伊藤貴子