RISCAD Update 2024年3月第5週【週刊化学災害ニュース】
2024/3/22 12:00 – 2024/3/29 12:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。
投稿日:2024年4月3日 10時00分
:牛舎2棟と作業小屋1棟が全焼。牛舎内には家畜用ヒータが設置されていた
:建造中のタンカ内の船首部分のタンク内で溶接作業中に、溶接で出た火花で周囲の可燃物などに着火するなどした可能性。タンカ内で溶接作業をしていた作業員1名が死亡
:火災発生前にパレット付近で喫煙していた人が確認されており、たばこの火でパレットなどに着火した可能性。海岸沿いに積まれていたプラスチック製のコンテナと木製とプラスチック製のパレット約30枚が焼けた
:豚舎2棟計約1,600平方mと飼料が入ったタンク5基が全焼。飼育されていた豚約750頭が焼死
:設備は定期修理作業で稼働していなかったが、設備に化学反応を促進する物質を充塡していた際に,何かの原因で発火した可能性。作業員2名が足にやけどを負って病院に搬送された
:リチウムイオン蓄電池を用いた蓄電設備があり、短絡、感電や水との反応などの可能性があり放水消火ができず、施設の電源を遮断して自然に消火するのを待ったため、鎮火確認までに時間を要した。排煙装置を使用するために建屋の扉を開けた際に、何かの原因で爆発が起き、消防士1名が顔などへのやけどで重傷、他の消防士3名がやけどで軽傷を負った
2024年度が始まりました。
今年度も「さんぽのひろば」をよろしくお願いいたします。
明日は4月の第1木曜日、月に一度のコーナー「RISCAD CloseUP」の公開日です。今回は、「新生活で気をつけたい、居住空間での火災」と題し、この春から新生活を始められた方に知っておいていただきたい情報をお送りいたします。ぜひご一読ください。
さんぽニュース編集員 伊藤貴子