RISCAD Update 2024年5月第3週【週刊化学災害ニュース】

2024/5/10 12:00 – 2024/5/17 12:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。

投稿日:2024年5月22日 10時00分



*2024/5/9発生の、栃木・伸銅工場の圧延設備で火災

:更新する圧延機の試運転中に何かの原因で出火した可能性

*2024/5/13発生の、福井・解体工事中のビルで廃材の火災

:重機を使用した作業中に、何かの原因で付近にあった廃材に着火した可能性。ビルの2階部分約40平方mが焼けた

*2024/5/15発生の、米国・建設中の半導体工場で廃液タンクの点検中にタンクが破裂

:タンク内の内容物などが原因で同タンク内の圧力が上昇し、破裂した可能性がある。また、廃硫酸除去タンクが破裂したとの報道もある。タンクの異常に気づき、点検を行っていた廃棄物タンク運搬トラックの運転手1名が約6m飛ばされ重傷を負い、病院に搬送されたがその後死亡

*2024/5/15発生の、福井・廃棄物処理施設で火災

:廃棄物収集車が回収した可燃廃棄物を同ピットに搬入した後、下水処理施設から回収した乾燥汚泥を入れた際に、何かの原因で出火した可能性。ピットが焼けた

*2024/5/16発生の、京都・飲食店で照明のスイッチ投入時にガス爆発、火災

:従業員1名が腕にやけどを負い、通行人1名が飛散したガラスの破片で負傷。負傷した従業員が店の照明のスイッチを入れた際に爆発が起きたことから、何かの原因でガスが漏洩して同店内に滞留していた可能性

*2024/5/16発生の、埼玉・中学校で硫化鉄を合成する理科の実験中に体調不良

:硫黄と鉄を混合して加熱し、硫化鉄を合成する実験中の体調不良。加熱された硫黄から二酸化硫黄が発生した可能性。当時、理科室のドアや窓は開放し、複数の換気扇を稼働させて換気を行っていた



先週、同一のリサイクル業者の廃材置場で2度の火災が起きました。

5/10 静岡・リサイクル業者の廃材置場で廃材の火災
リサイクル業者の廃材置場で廃材の火災が起きた。同工場の関係者が消防に通報した。消防車9台が約12時間後に消火したが、置かれていた廃プラスチックや鉄屑、木屑など約800平方mが焼けた。けが人はなかった。周辺の道路が一時通行止めとなった。近隣の中学校の始業が1時間遅くなった。

5/12 静岡・リサイクル業者の廃材置場で廃材の火災
リサイクル業者の廃材置場で廃材の火災が起きた。通行人が消防に通報した。消防が約2時間後に鎮火したが、置かれていた廃プラスチックや鉄屑などが焼けた。けが人はなかった。

5/12の火災は、5/10の火災の残り火が再燃したことが原因の可能性があるとのことですが、産業廃棄物処理業者やリサイクル業者などの資材置場、廃材置場など、たくさんの可燃物が積み上げられた場所での火災の消火の難しさが伺えます。

さんぽニュース編集員 伊藤貴子