RISCAD Update 2024年6月第2週【週刊化学災害ニュース】
2024/6/7 12:00 – 2024/6/14 12:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。
投稿日:2024年6月19日 10時00分
：教員が持っていたエタノール入りの容器に、生徒が熱した銅板を浸けたところエタノールに着火したため、消火しようとした際に容器が床に落下した可能性。生徒2名にエタノールがかかり、脚にやけどで軽傷を負い、うち1名が病院に搬送された。また、別の生徒1名が逃げる際に足首を捻挫して軽傷を負った
：約19立方mの軽油を積載したタンクローリの火災。タンクローリのエンジン部分から出火して、積載していた軽油に着火した可能性
：自動車部品リサイクルや家電製品などの産業廃棄物の収集などを行っている工場での火災。金属スクラップなどの置場約800平方mが焼けた
：職員がプールの機械室で消毒用の薬剤をタンクに入れる際に、2つあるタンクのうち、ポリ塩化アルミニウムが入ったタンクに、次亜塩素酸ナトリウムを誤投入したことで塩素ガスが発生した可能性。けが人や体調不良はなし
：工業用ゴムや樹脂製品などを製造している工場での火災。大量の煙が発生したため、近隣住民約80名が付近の小学校に一時避難した
：木造平屋建ての車庫1棟と中に停められていた大型トラックや軽トラックなど計9台が焼けた。周辺に置かれていた乾燥させた牧草に延焼したため、消火には時間を要した
上記、6/10に火災が起きた工業用ゴム工場で6/14に再度火災が起きました。
6/14 神奈川・工業用ゴム工場で火災
工業用ゴム製造工場で火災が起きた。同工場の従業員が消防に通報した。消防が消火したが、建物の一部が焼けた。けが人はなかった。
6/10の火災の実況見分は6/11に行われたようですが、原因などの報告などはまだ耳にしていません。
いずれの火災でも負傷者が出ていないのが幸いですが、5日も経たぬうちに発生した2件の火災、いずれも原因が気になるところです。
さんぽニュース編集員 伊藤貴子