RISCAD Update 2024年6月第3週【週刊化学災害ニュース】
2024/6/14 12:00 – 2024/6/20 12:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。
投稿日:2024年6月26日 10時00分
:工場は内装作業中で、作業で出た火花で工場内の粉塵などに着火した可能性
:冷凍庫のベルト部分が摩耗したことで発煙した可能性
:めっき加工に使用する硫酸ニッケルや次亜リン酸ナトリウムなどからなる無電解ニッケルめっき液が入ったタンクに、誤って硝酸を投入したことで反応が起き、高濃度の窒素酸化物が発生した可能性。高濃度の窒素酸化物は吸込むと有害なため、警察や消防が同工場や周辺の工場の従業員などに避難を呼びかけ、工場から半径300m以内の範囲を封鎖した。けが人や体調不良はなかった
:バラセメント車のタンクの内圧を上げ、工場のサイロにセメント粉末を移送する作業をしていた運転手1名が死亡
:消防法危険物第4類の引火性液体であるポリプロピレングリコール約50Lが配管から漏洩。着火の危険性があるため、消防車17台が出動した
:工場のボイラ燃料として使用されているタイヤチップの集積所での火災。積まれていた長さ約2.5cmのタイヤチップが焼けた
今年も梅雨の季節がやってきました。
しかしこの記事を書いている6/24は、朝から日差しが強く、日中は猛暑日に迫るほど気温が上がるという予報が出ています。
昨今の夏の暑さは我慢して凌げるものではなくなってきています。
熱中症対策を怠らず、適切にエアコンなどを使用して今年の夏もなんとか乗り切りましょう。
さんぽニュース編集員 伊藤貴子