RISCAD Update RISCAD Update 2026年7月第3週【週刊化学災害ニュース】

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投稿日:2026年7月21日14時30分


排水処理施設の地下1階の縦約8m,横約3mの作業スペースで水質検査中に硫化水素中毒が起きた。同施設の関係者が,作業員が倒れているのを発見して消防に通報した。作業員は病院に搬送されたが意識不明の重体となった。警察と消防の調べでは,同作業員は別の作業員と2名で,同施設の地下で汚水の水質検査を行っていた。消防の現場検証の結果,作業員が倒れていた場所付近の硫化水素濃度が高かったことから,作業員が硫化水素を吸入した可能性がある。


中国・福建省晋江市の靴製造工場で火災が起きた。消防隊員183名,消防車両35台が出動した。同工場にいた従業員239名中213名が避難したが,そのうちの病院に搬送された2名と現場で行方不明になった従業員26名の計28名が死亡した。一部の従業員は屋上に避難して取り残された。当局の調べでは,同工場内の通路には靴の原材料など大量の荷物が置かれており,避難や消火,救助の妨げになった可能性がある。当局が同工場のを運営する企業の責任者などの身柄を拘束した。


1階建てプレハブ倉庫で保管されていた新品の殺虫剤のスプレー缶の破裂,火災が起きた。倉庫の所有者の家族が消防に通報した。同倉庫の一部が焼けた。けが人はなかった。警察と消防の調べでは,同倉庫には新品の殺虫剤のスプレー缶が保管されており,その周囲が激しく燃えていたため,気温上昇によりスプレー缶が破裂し,漏れた可燃性ガスに着火した可能性がある。


ガス発生剤などを製造する化学工場で新規開発品の実験中に爆発が起きた。爆発音に気付いて駆け付けた従業員が消防に通報した。実験をしていた従業員2名のうち1名が首やあごのけがで意識不明の重傷,他の1名は耳が聞こえ難くなるなどの軽傷を負った。警察と消防の調べでは,コンクリート造の爆発試験場で負傷した2名の従業員が消火器などに使用する新規のガス発生剤を燃焼させてガスを発生させるなどの実験中に爆発が起きた可能性がある。

さんぽのひろば編集室