RISCAD Update 2024年9月第5週 – 2024年10月第1週【週刊化学災害ニュース】
2024/9/25 12:00 – 2024/10/02 12:00時点までのニュースファイルをお送りいたします。

投稿日:2024年10月09日 15時05分
:米国・ジョージア州コンヤーズの化学工場で火災が起きた。消防が約12時間後に消火したが,大量の煙が発生した。けが人はなかった。大気中に塩素系物質が検出されたため,当局が周辺住民約9万名に屋内待機を呼掛けた。周辺の高速道路が閉鎖された。当局の調べでは,同工場の屋上で火災が起きた際,スプリンクラが誤作動したため,水と反応する化学物質との反応により延焼,大量の煙が発生した可能性がある。
:市が主催する花火大会で筒ばねが起きた。けが人はなかった。市が打揚げを一時中断し,安全確認後に再開した。同花火大会では約2,000発の打揚げが予定されていたが,うち約700発は打揚げられなかった。
:花火大会で筒ばねが起きた。打揚筒が設置されていた防波堤のフェンスの一部が破損した。けが人はなかった。同花火大会では約3000発の花火が打揚げられ,筒ばねは終了直前に起きた。
:リサイクル工場でスプレー缶の圧縮作業中に爆発が起きた。同工場の従業員が消防に通報した。同工場の従業員2名が頭などに軽傷を負い,うち1名が病院に搬送された。爆発による飛散物の回収のため,付近の国道が一時交通規制された。警察と消防の調べでは,同工場ではアルミニウム製缶の回収,リサイクルをしており,事故時はスプレー缶の圧縮作業をしていた。
※「筒ばね」煙火玉が打揚筒の中で開発すること
※「開発」煙火玉が開く(内部の火薬が爆発する)こと
(参照:打上花火に関係する事故とその用語【注目の化学災害ニュース】2019年7月のニュースから RISCAD CloseUP)
さんぽのひろば編集室