部門の概要
産業技術総合研究所の第6期中長期目標期間(2025〜31年度)では、社会課題の解決に向けて全所的に取り組む研究開発課題の一つとして、エネルギー・環境・資源制約への対応が掲げられています。
安全科学研究部門は、エネルギー・環境領域の一員として、環境保全と開発・利用の調和を実現する技術の開発に関する研究を担い、科学的エビデンスの創出により安全で持続可能な社会の実現に貢献することをミッションにしています。
化学物質管理、資源循環・循環経済、カーボンニュートラル、自然資源保全、生物多様性保全などの国内外の動きに対応して、これまで培ってきた化学物質リスク評価、フィジカルリスク評価、ライフサイクル評価に関する専門性を3つの柱として、環境・安全・持続可能性にかかる評価基盤を構築するとともに、社会課題を解決するための評価を行います。これにより、昨今の社会課題が有する複層的なリスクトレードオフ問題を定量化し、合理的な意思決定を支援します。

