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  • セルロースナノファイバーの安全性評価書

    植物素材であるセルロースナノファイバー(CNF)は軽量、高強度、高弾性、低熱膨張率、透明性という特長を有する高性能素材です。また、大気中の二酸化炭素を吸収・固定した木材などが原料であることから、カーボンリサイクルの一端を担う素材としても期待されています。一方、新しい材料が社会で使われていくためには、安全性の確認が重要です。安全性に関する情報がないことで、風評被害や他の材料との競争で不利になる可能性があります。特にナノ材料については、市場化にあたって安全性の確認を求める国際的な流れがあります。

     

    このような背景の下、国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)では、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)委託事業「非可食性植物由来化学品製造プロセス技術開発/木質系バイオマスから化学品までの一貫製造プロセスの開発/CNF安全性評価手法の開発」(2017~2019年度)および「炭素循環社会に貢献するセルロースナノファイバー関連技術開発/CNF利用技術の開発/多様な製品用途に対応した有害性評価手法の開発と安全性評価」(2020~2024年度予定)において、CNFの安全性評価に取り組んできました。

    本書は、CNFの開発と普及を支援することを目的に、CNFの安全性情報について、既存論文の情報を整理すると共に、産総研が取り組んできたこれまでの成果や取り組み状況をとりまとめたものです。

     

    CNFの自主安全管理や用途開発の参考としてご活用いただければ幸いです。

     

    安全性評価書2022について

     

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    セルロースナノファイバーの安全性評価書

    日本語版[5.4MB] 履歴:
    初版2022.12.5

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