プラスチック資源循環のための化学物質管理に関するシンポジウム
主催: 国立研究開発法人産業技術総合研究所 安全科学研究部門/サーキュラーテクノロジー実装研究センター
国立研究開発法人国立環境研究所 資源循環領域/物質フロー革新研究プログラムPJ2
プラスチックは、我々の生活の様々な場面で必要不可欠な素材として利用されています。しかし、その持続可能な利用に向けては、サーキュラーエコノミーの実現や海洋プラスチック汚染防止といった観点から、プラスチックの資源循環を確立することが喫緊の課題となっています。そのような中、プラスチックの資源循環を阻害しうる要因の一つとして、再生プラスチックに含有される化学物質に対する懸念が挙げられており、その適切な評価・管理が求められています。
このたび、関連する行政・事業者・研究機関における課題意識や取り組みの現状を紹介し、広く参加者と共有・議論することを目的としたシンポジウムを企画しました。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
プラスチック資源循環のための化学物質管理に関するシンポジウム リーフレット(PDF, 1.5MB)
日 時 : 令和7年7月24日(木)
13:00~17:00(受付開始 12:00)
場 所 : コングレスクエア日本橋ホールA・B(https://congres-square.jp/nihonbashi/access/)
〒103-0027 東京都中央区日本橋1-3-13 東京建物日本橋ビル2F
開催方法: 現地開催(定員150名)
参加費 : 無料
参加申込: こちらからお申し込みください
申込締切: 令和7年7月21日(月)
問合せ先: シンポジウム事務局(M-replasymp-org-ml@aist.go.jp)
プログラム
13:00 | 開会 | |
13:05 | プラスチック資源循環と化学物質管理にかかる行政の取り組み | 「成長志向型の資源自律経済の確立に向けた取組について」 経済産業省 イノベーション・環境局GXグループ資源循環経済課 専門職 川口 太生 氏 「化学物質管理とプラスチック資源循環について ~経済産業省における取組を中心に~」(仮題) 経済産業省 産業保安・安全グループ化学物質管理課化学物質安全室 室長 内野 絵里香 氏 「化学物質管理とプラスチック資源循環について ~環境省における取組を中心に~」(仮題) 環境省 大臣官房環境保健部化学物質安全課 水銀・化学物質国際室 室長 高木 恒輝 氏 |
13:40 | プラスチックに含まれる添加剤等の役割 | 「プラスチック添加剤の役割と安全性、化学業界による自主的な取組の紹介」(仮題) 一般社団法人日本化学工業協会 常務理事 須方 督夫 氏 |
13:55 | プラスチック資源循環における化学物質管理のための情報 | 「用途情報と物質の情報が紐づいたデータ基盤の重要性 ― プラスチック循環における懸念化学物質の特定に向けて」 国立環境研究所 資源循環領域 資源循環社会システム研究室 主幹研究員 小口 正弘 「リサイクラーから見た再生プラスチックの課題」 石塚化学産業株式会社 代表取締役会長 石塚 勝一 氏 |
14:35 | 休憩 | |
14:50 | 再生プラスチック中化学物質の実態把握 | 「リサイクル現場からみた化学物質課題と循環促進への道筋~再生プラスチックの可能性と責任~」 株式会社富山環境整備 イノベーション推進室 室長 今井 麻美 氏 「プラスチック循環へ流入する樹脂添加剤:実測から見えてきた課題」(仮題) 国立環境研究所 資源循環領域 試験評価・適正管理研究室 主幹研究員 梶原 夏子 「再生プラスチックペレットの分析事例」 産業技術総合研究所 安全科学研究部門 暴露計測研究グループ 研究グループ長 小倉 勇 |
15:45 | 再生プラスチックの用途・化学物質暴露・リスク評価 | 「プラスチック循環制度のグローバル潮流とサステナブル製品設計の考え方」 花王株式会社研究開発部門 研究主幹/研究戦略・企画部 部長 藤井 健吉 氏 「再生プラスチックに含まれうる物質の暴露・リスク評価手法の考え方」 産業技術総合研究所 サーキュラーテクノロジー実装研究センター 指標構築・データ基盤研究チーム 主任研究員/安全科学研究部門 社会とLCA研究グループ付 小島 直也 「再生プラスチックの適切な利用を促進する化学物質リスク管理手法の開発」 産業技術総合研究所 サーキュラーテクノロジー実装研究センター 副研究センター長/安全科学研究部門 社会とLCA研究グループ付 小野 恭子 |
16:40 | 総括 | 東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻 准教授 中谷 隼 氏 |
16:55 | 閉会 |